(1999/ 7/25)
 蒲郡市は私の出身地でもあり、個人的な関心は高いのですが、なかなか他に誇れる建物は少ない。最近は都市景観賞を始めたり、古くからの蒲郡ホテル(現・蒲郡プリンスホテル)がある竹島近くの海辺の文学記念館やアメリカズカップ基地横の海賓館マリンセンターハウスが昭和初期の民間の診療所を解体移築して建設されたりといった努力が始められつつあります。そして今年度、そのアメリカズカップ基地を望む隣接地に、生命をテーマにした科学館を併設した蒲郡情報ネットワークセンターが建設オープランされ、花火大会見物を兼ねて見学をしてきました。
 設計は、高松 伸。現代の正倉院と異名されるような木質の均整の取れた外観が前面の芝生、背後の海と山に映えています。屋内に入ると、案内カウンター越しに、巨大な恐竜(プレシオサウルス)の骨格見本と珪化木が展示されたアトリウムが目を引きます。生命の海科学館はアトリウムに面するシースルーエレベータに乗って3階にあり、コンピューターグラフィックを駆使した生命の歴史を展示しています。入場料は大人700円。ただし市民は100円で登録すれば以降無料で入場ができる仕組みとなっています。3階ホールの小さな窓から海側を覗き込むとアメリカズカップ基地が目の前に見え、2艇のヨットが引き上げられ船体を露わにしています。

 さて、当日は、この科学館を見学する前に、中庭奥にある情報関係の諸室を案内していただきました。20数台のパソコンが並ぶ情報研修室、メディアホール。これらは格安で貸し出され、パソコン教室などが催されているようです。またコンテンツ制作室は原則市民に無料で貸し出され、ホームページ作成やその他の作業ができるようになっているとのことでした。中庭には滝が落ちる池があり、それに突き出る形で和室が設えられています。
 今後、この施設がどのように活用されていくのか。アメリカズカップの結果共々、大変楽しみです。
中庭の池
中庭と和室
北東面外観



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