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東三河の拠点都市
豊橋市


豊橋聖ハリストス教会


 豊橋ハリストス正教会
 豊橋総合動植物公園


 豊橋聖ハリストス教会   (2001/ 9/ 7)
 豊橋のまちなか、市役所のすぐそばに、豊橋ハリストス正教会(聖使徒福音者馬太聖堂)があります。普段は外から眺めるだけでしたが、今回初めて中を見せていただきました。この教会は、ロシアに本部を置き、東京駿河台のニコライ堂の系列となるものです。豊橋では明治8年に布教が始められ、明治12年には会堂が建設され、日露戦争中には多くの嫌がらせもあったものの、ロシア人捕虜が豊橋に収容されたこともあり、彼らの礼拝の場として貴重な役割を果たしたそうです。現在の聖堂は、大正2年に京都や大阪の聖堂を原型に建築されたもので、その年には建物は完成したものの、第一次世界大戦の影響で聖障(イコノスタシス)が届かず、現在の聖障は昭和2年に取り付けたものとのことでした。当時の教徒は120〜150人余。戸数30戸余りで土地購入から建設まで支えたというのは非常に大変であったろうと思われます。なお、昭和59年には県の有形文化財に指定されました。


聖所前面の聖障
壁面の聖画

 外観は木造に2本の塔を高く掲げたいかにも教会らしい形態をし、白とグリーンのパステルカラーに彩どられた銅板葺きの屋根と下見板張りの外壁がきれいです。鐘塔下の三角破風のついたこじんまりとした玄関を入ると、白いしっくい塗りにアーチ天井が柔らかな啓蒙所と聖所が広がっています、聖所の前面には、いくつもの聖画で彩られた聖障が飾られ、荘厳な雰囲気があふれています。司祭のご厚意により、さらに奥の至聖所の扉も開き、中を見せていただきましたが、宝座(祭壇)にイエス・キリストの姿が美しく浮かび上がり、それはきれいなものでした。普段は信者にもけっして見せないものかと思います。司祭に感謝いたします。


聖堂の前室となる啓蒙所
至聖所の宝座

聖堂屋根裏小屋組

 また玄関上の鐘塔には狭い階段が張り出していますが、その2階部分からは、聖堂の小屋組を見ることができます。設計・建築は半田出身で東京本会所属の副輔祭・河村伊蔵と伝えられ、この聖堂と同時期に白河や函館でも同様な聖堂を建設したというが、トラス構造など西洋的な架構を既に自らのものとしていたことがわかります。隣接地には陸軍が駐留し、また豊橋市内も徹底的な空襲を受けたにも関わらず、現在こうしたこの聖堂が今も残っているということは全く奇跡的なことであり、そうした意味でも、この地元の名建築を将来にわたって大事に伝えていきたいと節に思いました。



 豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)   (2001/ 9/ 7)
 豊橋の動物園は戦前に民間経営のものがあったのですが、戦時中に廃止され、戦後、昭和29年に現在の豊橋公園で開催された博覧会を契機に、市営動物園としてオープンし、昭和40年代に現在の豊橋市東部の二川地区に移設されたものです。その後、自然史博物館や遊園地等も整備され、私も一度子供を連れて遊びに行ったことがありますが、植物園温室が整備されてからは初めての訪問でした。展示室は「常夏の景」をテーマに、大温室、スコールの部屋等に別れ、順番に巡る形式ですが、規模的には小さく可愛いものでした。いかにも温室らしい、1/4球体や円筒形ドームがいくつか並ぶ形態はそれなりにきれいにまとまっていると感じます。ちょうど開花していた「モネのスイレン」池を眺め、また展望塔から園内一望しつつ帰ってきました。






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