20日から始まった施策実験
「まちかど交流サロン」もいよいよ最終日。私は言い出しっぺにしては最後に、しかも家族連れで参加してきました。表には噂に聞く立派な看板が取り付けられ、また今日のイベントが書かれた張り紙が貼られていたけれど、それを除くと普通の民家の風情で、知らなければ通り過ぎてしまいそう(事実、車では通り過ぎたのだが)。最終日の主なイベントは、
「紙すき」に
「お手玉人形づくり」、
「寄せ植え鉢づくり」、そしてミニコンサートは
「津軽三味線」。引き戸を開けると、立派な蔓細工の照明などの作品が並べられ、目を引きます。一番表の道路際の洋間ではお年寄りが数人ソファに座り話し込んでいました。またその明るい部屋には保健婦さんが見え、血圧などを測りつつ
健康相談にのっています。次の間では、いらなくなったボタンやカボチャの種などを入れて作る
お手玉人形づくり。さっそく妻と娘はそこで夢中に針を動かしていました。そのまた奥、坪庭に面する部屋には、
紙すきの器械が据えられ、客を待っています。
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玄関の芸術作品/ 健康相談/お手玉づくり  |
 | 芸術作品とリサイクル/ TV電話/紙すき体験  |  |
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インターネット体験 |
奥に伸びる通り間沿いには、壁際に
絵画やオブジェなどの作品が掛けられ、台の上には
リサイクルの品が並べられています(けっこうな売り上げがあったよう)。ちなみに売上金は常設運営に向けた軍資金として使用したいとのこと。坪庭からの光が明るい奥の間は、
情報の部屋と名付けられ、
インターネットと
TV電話が楽しめるようになっています。インターネットは特に好評で、子供達を始め、ひっきりなしに誰かが触っていました。その次の間は
子どもの部屋。当日は残念ながら特にイベントもなかったので、午前中はほとんど使われていませんでしたが、午後からは子供達がやってきて、おじさん(失礼、S課長ですが)に将棋を教えてもらい、詰め将棋をやったりしているのは、なかなかいい光景でした。一番裏の部屋が台所で、ボランティアのおばさん・おじさんが餅を焼き、
お汁粉、甘酒を振る舞っています。園芸教室やミニコンサートにやってきた人などが代わる代わるやってきては、お汁粉をすすりながら一息つき、話の花を咲かせます。
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ボランティア女性が台所に立つ |
寄せ植えづくり / お汁粉・甘酒で一服  |
 | 三味線体験 / 津軽三味線ミニコンサート  |
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12時からはさらに奥の裏手の庭で、
春花の寄せ植えを楽しみます。近所のおばさんたちがやってきて、あっというまに売り切れていました。さらに1時半からは2階の和室で
津軽三味線のミニコンサート。二間続きの通り側の部屋で3人の女性が息を合わせてバチをたたきます。もう一つの12畳ほどの部屋は30人ほどの人でぎっしり。1曲づつ、簡単な解説が付き、迫力のある演奏に拍手の音も一段と高く響きます。演奏会終了後、演奏者を囲んで即席の三味線体験。私も参加したけど、初めて抱く三味線はずっしり重く、バチを挟んだ小指と薬指が痛い。しかしこうして触れ合えるのはとっても楽しい。その後はお汁粉をすすりながら雑談。こんな雰囲気もいいですね。
当日は夕方には小雪が舞うほどの寒い日で、イベントが終わった3時以降は今ひとつ人出が少なかった印象です。平日は子供達が放課後に殺到して走り回っていたという話ですが、今日は子供会のスキー旅行とかちあったせいもあって、10人くらいが顔を出した程度。それでもインターネットやTV電話で遊び、紙すきの部屋でハガキや栞、名刺づくりを楽しんでいました。必ずしもお年寄りと一緒に話をしたりしているわけではないのですが、一つの場が子どもからお年寄りまで、
様々な世代の人達が利用し楽しめる場として在ることの意義は大きいのではないでしょうか。
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裏口(園芸の部屋) |
最終日は片付けの必要もあり、午後5時に閉鎖して1週間の実験が無事終わりました。結果や評価はこれから参加者へのヒアリングなど行われることと思いますが、地域の人達に残した思いや印象はけっこう深かったのではないでしょうか。ボランティアと地域の自立的な利用・活動と、そして町の支援と、これらを如何に組み合わせて通常運営に持ち込んでいけるか。「金や場所よりコーディネートできる人が問題だ」といった意見も聞かれましたが、これからこの体験をベースに田原らしい取り組みをどう構築できるか、楽しみです。