
三河山間 特公賃住宅 |
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| 愛知県の東北部、岐阜県、静岡県そして長野県に接する山間部を三河山間部といいます。愛知県というと名古屋を代表とする三大都市圏の一つという感が強いですが、三河山間部は一転、全国で一番人口の少ない村「富山村」に代表されるような過疎地域となっています。近年、この地域で定住促進、U・Jターン呼び込みといった観点からの特定公共賃貸住宅(注)の供給が積極的になされています。そこで、これらのうち、私が訪問したもののいくつかを紹介します。 | |
| 旭町 笹戸住宅 |
旭町は、愛知県の北部、豊田市の東北に位置する人口3,800人程度の山間部の小さな町です。他の過疎地域同様、人口減少が続いていますが、特に豊田市に車で30分程度の距離にあることから、世帯分離による別居や都市型生活へのあこがれ等から、若年層の町外流出、「逆通勤」といった現象が現れてきています。そこで町では、平成7年度から特公賃住宅「笹戸団地」の建設を進めていましたが、’96年12月に第1期の住宅が完成しましたので見学に行って来ました。
団地は木造戸建て9戸で平成7年度着手2戸、平成8年度着手3戸、平成9年度4戸と少しづつ建設する計画としており、今回は平成7年度着工分の2戸が完成したものです。
室内も対面カウンター式のDK、出窓の多用、クロス張りと、明るく若者好みとなっています。町の担当者のKさん自身が現在豊田市から逆通勤していることもあり、自分の住宅のつもりで心を砕いてきたようで、また今回の建設の反省を第2期、第3期に生かしていこうという腹積もりもあり、全体が完成するのが楽しみです。

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(上左) 北面から (下左) 東南面から (下中) 南面アップ (下右) 北玄関廻り |
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| 設楽町 折地団地 |

| 作手村 城山ハイツ |
作手村は人口約3500人の小さな村ですが、地理的には岡崎市、豊橋市という30万人級の都市からそれぞれ車で1時間程度と、他の山間部の町村に比べると比較的立地に恵まれた村です。それでも一山は超えて山道をスラロームしなくてはいけないので、毎日繰り返すとなるとけっこう大変です。この村で、現在、特定公共賃貸住宅の建設が進められています。
今回の建設にあたっては、もちろん役場内に建築技術者などいるはずもありませんので、設計事務所の選定にあたって、簡単な指名プロポーザルコンペを実施し、2者の激烈な競争の末、所長が作手村内在住という小林清文建築設計室に決まりました。デザインはS造2階建ての2階廊下をデッキ風に象徴的に使ったという程度のものですが、他の案に比べるとデザイン的にシャープな割に堅実で現実的な点が評価されたのかなと思いました。
作手村の特公賃住宅が完成し、さっそく見に行ってきました。昨年の年末29日に、地元の中日新聞に募集のことが掲載されたので、大いに期待を持ってでかけました。場所は作手村の中心部、役場から東に見える山並みの麓、1km位の所に見えます(ページ頭の画像参照)。
新聞に掲載されて以降、県外も含めて多くの問い合わせがあり、おじゃました日が募集の初日だったんですが、その午前中だけで4件の申し込みがあったということですので、10戸はなんとか埋まるかと思います。村内にはハウス園芸等に就農し村外から通勤する世帯が3世帯ほどもある他、子供夫婦が近隣の市に出ていった世帯などのUターン入居などを期待していたようですが、県外からの問い合わせなどは、嬉しい悲鳴でもあり、逆にどんな方なんだろうと不安でもあるようでした。申し込みは20日(月)まで。その後、選考会による入居者選考を経て、2月1日には入居できるようになります。

(98/ 2/25)![]() |
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| 花祭り |

| 金紫平住宅 |
東栄町でも住宅マスタープランの策定が進められている。その委員会のついでに、4月に入居開始した2つ目の特公賃住宅「町営・金紫住宅」と現在建設中の「県営・下田住宅」を見てきました。名前は違っても、町が開発する金紫平地区に並んで建設される住宅で、町営の特公賃住宅が10戸、県営が10戸。県は従来こうした山間地域では県営住宅の建設を行ってこなかったのですが、最近の町村の積極的な動きや要請に応えて、町村の取り組みを前提に公営住宅の建設を行うことに方針転換をしました。その第1号として建設されているのが、県営下田住宅。ちなみに、稲武町でも県営・夏焼住宅が建設されており、今回そちらも訪れたのですが、残念ながらフィルム切れで撮影することができませんでした。
![]() 県営下田住宅 |
![]() 町営金紫住宅 |
| 日本一のミニ村 富山村の公的住宅 |
(97/08/27)
この村で、昭和59年頃から、毎年1〜3戸程度づつ、単独村営住宅(注)を建設してきています。その数、平成8年度末で24戸。最初につくった住宅の幾つかは老朽化して空き家になっているものもあるようですが、世帯数80余りの村では相当の量と言えます。さらに平成9年度には2戸、10年度も引き続き2戸程度建設したいということで、私自身、生まれて初めて、この山奥の村に行って来ました。| 豊根村 津川ハイツ |
豊根村は、愛知県最奥の富山村の手前に位置する人口1,500人程度の小さな村です。しかし愛知県の最高峰茶臼山(標高1,415m)の山頂付近に県内唯一のスキー場を抱え、また近年町営の温泉施設「湯〜らんどパルとよね」が整備され、四季を通じて観光客が多く活況を呈しています。こうした村で、昨年度末から、単身者用住宅8戸の建設が進められてきましたが、ようやく完成しました。
南面
